フィリピン留学の準備と持ち物
留学が決まってから出発するまでに準備することと、入国前・到着後の手続きを、時期の順にまとめました。
この記事について
この記事は主に、日本国籍の方が日本からフィリピンへ語学留学する場合を対象にしています。ほかの国籍の方や、フィリピン国籍をお持ちの方は、条件が異なる場合があります。
制度は予告なく変わることがあります。出発前に、記事末の公式情報で最新の内容をご確認ください。
最終確認日:2026年10月2日
準備の流れ
準備は、次の順に進めると抜けがありません。
申し込みが決まったら
パスポートの残存期間を確認し、航空券を手配します。海外旅行保険に加入するかも検討します。
出発前
現地で支払う費用、スマートフォンやカード、持ち物を準備します。
到着の72時間前から
eTravel に登録します。
フィリピン到着後
学校の案内に沿って、SSPなどの手続きと現地費用の支払いを行います。
パスポート
外務省は、フィリピンへの渡航にあたり、滞在予定期間に6か月を加えた残存有効期間のあるパスポートを用意することを強く推奨しています。残存期間が足りない場合は、早めに更新の手続きをしてください。
フィリピン政府には一部の国の旅券について例外的な取扱いの案内もありますが、搭乗時や入国時のトラブルを避けるため、この記事では外務省の推奨に沿ってご案内しています。
出典:外務省 海外安全ホームページ
航空券
入国審査では、フィリピンから出国することが確認できる航空券(帰国便、または次の目的地への航空券)が必要です。
- 予約の氏名のつづりが、パスポートと同じであることを確認します。
- 到着日は、学校の入寮日・入学日に合わせます。入寮日・入学日は学校によって決まっています。
- 夜間の到着はできるだけ避けます。到着が夜になる場合は、あらかじめ出迎えを手配しておきます。空港送迎の有無と料金は学校によって違います。
出典:外務省 海外安全ホームページ、駐日フィリピン大使館
15歳未満の方が渡航する場合
15歳未満の方が、親の同伴なしで渡航する場合(親以外の方と渡航する場合や、単独で渡航する場合)は、入国のための事前の手続きが必要です。同行する方によって必要な書類が変わるため、出発前に駐日フィリピン大使館の最新の案内をご確認ください。
eTravel(入国前のオンライン登録)
eTravel は、フィリピン政府のオンライン登録システムです。フィリピンへ到着する外国人の旅客は、入国前に登録が必要です。
- 到着の72時間前(3日前)から登録できます。
- 登録が終わると表示されるQRコードを、スクリーンショットなどで保存しておきます。搭乗の際に提示を求められます。
登録は無料です
eTravel の公式サイトは etravel.gov.ph だけです。登録に料金はかかりません。支払いを求めるサイトは公式のものではありませんので、ご注意ください。
出典:eTravel 公式サイト
到着後の手続き
到着後の手続きは、SSP、滞在延長、ACR I-Card の3つです。それぞれ別の制度です。手続きは、学校の案内に沿って進めます。
SSP(Special Study Permit)
フィリピンで学ぶための許可です。ビザではありません。英語を学ぶ短期の語学留学も対象で、留学期間にかかわらず必要です。申請は、学校の認定を受けた担当者を通じて行います。
滞在延長
日本国籍の方が入国時に受ける滞在許可は30日間です(到着日から数えます)。これを超えて滞在する場合は、延長の手続きが必要です。最初の延長は29日間で、その後も滞在する場合はさらに延長します。
30日以内
入国時の滞在許可の範囲内です。
31〜59日
最初の延長(29日間)が必要です。
60日以上
さらに延長が必要です。
日数は、留学の週数ではなく、入寮前後の宿泊を含めた実際の滞在日数で確認してください。
ACR I-Card(外国人登録証)
滞在が59日を超える一時滞在者に必要となる登録証です。語学留学では、SSPの申請に伴ってカードの申請が必要になる場合もあります。学校によって案内される条件や費用が異なるため、ご自身の留学期間で必要になる手続きと費用を、学校の案内で確認してください。
手続きにかかる費用は、学校と滞在期間によって違います。金額は、各学校ページの見積りと留学費用ページで確認できます。
出典:フィリピン入国管理局、外務省 海外安全ホームページ
海外旅行保険
今回確認した公式の入国条件では、海外旅行保険の加入は入国条件として挙げられていません。
加入する場合は、病気やケガの際にどこまで補償されるか、現地でどのように利用するかを、出発前に確認しておきましょう。
お金
フィリピン到着後に、学校を通じて支払う費用が発生する場合があります。SSP、滞在延長、ACR I-Card、教材費、寮のデポジットなどで、項目と金額は学校によって違います。
- 金額は、各学校ページの見積りで確認できます。
- 学校での支払い方法(現金・カードなど)は学校によって違います。
- 10,000米ドル相当額以上の外貨を持ち込む場合は、申告が必要です。フィリピンペソは、50,000ペソ以上の持込み・持出しができません。
- 両替は、空港・銀行・両替商などでできます。領収書は保管しておきます。
出典:外務省 海外安全ホームページ
スマホ・通信
現地での通信には、現地のSIMカードやeSIMを使う方法と、校舎や寮のWi-Fiを使う方法があります。出発前に次の点を確認しておきます。
- お使いの端末にSIMロックがかかっていないか
- 端末がeSIMに対応しているか、海外で使える契約になっているか
- 校舎や寮でWi-Fiが使えるか(学校ページの「施設」や、学校からの案内で確認します)
持ち物チェックリスト
持ち物は、次の3つに分けて準備します。
忘れずに持っていくもの
- パスポート
- 航空券の情報(eチケットなど)
- eTravel のQRコード
- 学校からの案内
- 海外旅行保険の情報(加入した場合)
- 現金、クレジットカード
- スマートフォンと充電器
- 普段使っている薬(滞在日数に見合う量)
あると便利なもの
- 衣類、羽織るもの
- タオル、洗面用品
- 筆記用具、ノート
- 折りたたみ傘
- 虫よけ
- ノートパソコンやタブレット(使う方)
- 水着(使う方)
学校・滞在先によって確認するもの
- 変換プラグ(必要かどうかは、持っていく機器と学校・滞在先の設備で確認します)
- タオルや寝具などの備品
- 洗濯の方法
- 服装の決まり
滞在日数に見合わないほど大量の医薬品は、税関で没収や課税の対象になることがあります。持ち込めるか不安な薬は、出発前に確認してください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(医薬品の持込み)
出発前の最終チェック
出発の前に、次の点をもう一度確認します。
- パスポートの残存有効期間
- 航空券の氏名のつづりと日付
- eTravel のQRコードを保存したか
- 学校からの集合・送迎の案内
- 現地で支払う費用の準備
- 緊急時の連絡先の控え
出典・公式情報
最終確認日:2026年10月2日
- 外務省 海外安全ホームページ「フィリピン 安全対策基礎データ(査証、出入国審査等)」(新しいタブで開きます)
査証なしで滞在できる日数、パスポートの残存期間、出国用の航空券、語学留学とSSP、外貨・ペソの持込み、到着時の注意
- eTravel(フィリピン政府)「公式サイト・よくある質問」(新しいタブで開きます)
登録の対象、登録できる時期、無料であること、QRコード、偽サイトへの注意
- フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)「FAQ's」(新しいタブで開きます)
入国時の滞在許可と延長、ACR I-Card、SSPはビザではなく許可であること
- フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)「Special Study Permit」(新しいタブで開きます)
SSPの手続き
- 駐日フィリピン大使館「Visa-Free Entry for Temporary Visits」(新しいタブで開きます)
査証なしでの入国の条件(パスポート、復路または次の目的地への航空券)
- 駐日フィリピン大使館「Waiver of Exclusion Ground (WEG)」(新しいタブで開きます)
15歳未満の方が親の同伴なしで渡航する場合の手続き
準備で分からないことがあれば
学校ごとの費用や、入寮日・送迎の扱いなど、準備で迷うことは無料でご相談いただけます。